トイレリフォームの基礎知識

トイレの種類について

トイレは、大きく分けて洋式・和式の2種類のタイプがあります。
和式トイレ[イメージ]
和式トイレは、スリッパのような形をしていて便器をまたぎ、しゃがんで利用するタイプのトイレで、近年ではこのタイプのトイレを見かけることはほとんどなくなりました。
和式トイレ[イメージ]
洋式トイレは、座って利用する一般的なタイプのトイレで、大きく分けて4種類あります。「組み合わせ便器」「一体型トイレ」「タンクレストイレ」「システムトイレ(収納一体型トイレ)」があります。タンクとは、便器の後方に付いている貯水タンクのことで、組み合わせ便器と一体型トイレにはタンクがあり、タンクレストイレにはタンクが付いていません。
また、排水方式の違いによって床排水と壁排水の2種類があります。現在お使いの便器の排水方式がどちらになるのかで便器の種類が異なります。

床排水方式

床排水方式[イメージ]
便器本体の下部と床がつながっていて、排水管が見えない排水方式です。一般的に戸建住宅に多いです。

壁排水方式

壁排水方式[イメージ]
排水管が便器の後ろから壁に向かって接続されており、目で確認できる排水方式です。一般的に集合住宅に多いです。
また、便器によって排水口の位置(床排水方式なら壁から排水管までの距離、壁排水方式なら床から排水管までの高さ)が異なるため、リフォームの際には設置できるものとできないものがあります。

便座の種類

便座にも種類があります、普通便座、暖房便座、温水洗浄便座などがあります。

普通便座

普通便座[イメージ]
いたってシンプルな普通の便座で、特別な機能性があるわけでありませんので、価格や維持費が安いです。

暖房便座

暖房便座[イメージ]
便座を温める機能がついているため、冬でも快適にトイレを使用できます。電気製品のため、電気代がかかります。

シャワー便座

シャワー便座[イメージ]
「おしり洗浄」や「ビデ洗浄」の2種類の温水シャワー機能が付いており、暖房機能や自動お掃除機能など、さまざまな機能が付いたものが多く、電気製品のため電気代と定期的なメンテナンスが必要です。

トイレリフォームの費用相場

便座のみの交換や、手すり設置などの小規模工事であれば、それぞれ3~10万円位で行えますが、古い洋式便器から新しい便器へ交換し、トイレ全体をまるごとリフォームする場合は20~50万円が目安とお考えください。
スタンダードタイプの製品で、洋式から洋式へ交換する場合は30万円以内、和式を洋式に交換する場合は40万円以内で行えることが多いです。

工期は、洋式から洋式トイレへの便器交換は半日から1日、便器の交換と内装工事を同時に行う場合は半日強から1日弱かかります。和式から洋式トイレへの交換は2~3日弱を、目安にお考えください。また、便座のみの交換や温水洗浄便座の設置といった小規模工事は半日弱で完了する場合が多いです。

トイレの選び方

トイレのタイプを選ぶ

タンク式トイレか、タンクレストイレ、システムトイレかを決めましょう。それぞれのタイプには「価格」「デザイン」「使い勝手」などに違いがあり、メリット・デメリットがあります。

タンク式トイレ(組み合わせ型)

タンク式トイレ(組み合わせ型)[イメージ]
便器・タンク・便座をそれぞれ組み合わせたトイレです。

メリット:
価格帯も安く種類も豊富なので、組み合わせ次第で利便性を高めることができます。 タンク上部に手洗いの有無が選択でき、手洗い有りのタンク付きトイレであれば、断水や停電が起きてもタンクにたまった水で洗浄が可能です。パーツが独立しているので故障した場合は、壊れた箇所の交換だけですみます。
デメリット:
タンクに十分に水がたまるまでトイレを流すことができません。
パーツが分かれているので汚れがたまりやすく、掃除に手間がかかります。

タンク式トイレ(一体型)

タンク式トイレ(一体型)[イメージ]
トイレの便座(シャワー便座)・タンクが一体型のトイレです。

メリット:
継ぎ目が少なく、掃除がしやすいです。またタンク上部に手洗いの有無が選択できます。
デメリット:
本体と便座が故障した時に全面的な交換が必要になる場合があります。

タンクレストイレ

タンクレストイレ[イメージ]
便器の後方にタンクが付いていないスリムなトイレで、デザインを重視される方に人気です。

メリット:
水道直結式なので、連続で水を流すことが可能です。
すっきりとした空間になり、タンクがないためお掃除が楽になります。
デメリット:
タンク部分にある手洗いがなくなるので、別途手洗いを設置する必要があります。
給水管から水を直接便器に流す仕組みなので、水圧の弱い住宅は流れが悪くなりトラブルのもとになる場合があります。
水を流すのに電気を使っているため、停電時には手動で流すこともあります。

システムトイレ(収納一体型トイレ)

システムトイレ(収納一体型トイレ)
手洗い器や収納キャビネットなど、好みの組み合わせができるトイレです。
キャビネットの中にタンクや給水管を収めて見えないようにすることで、大規模な工事が必要なく、トイレ全体をリフォームできます。見た目と機能、両方にこだわりたいという方に人気があります。

メリット:
タンクまわりのコンセントなどがキャビネットにしまっているので、スタイリッシュになるほか、おしゃれな空間を演出できます。散らかりがちな小物や掃除道具、トイレ用品を入れられます。
手洗器の設置は、既存の給排水を利用できるため、大掛かりな給排水工事が不要です。
デメリット:
収納タイプだと設置が可能な間口の幅に制限があり、狭いトイレには設置できない場合もあります。
一般のタンク式トイレ(組み合わせ便器・一体型)やタンクレストイレに比べると工事費用が高くなり、工事期間も長くなる傾向にあります。便座が故障した場合に、便器を含む本体一式(手洗い・カウンターを含む)をまるごと交換しなければならない、他メーカーとの交換ができないことがあります。

掃除のしやすさから選ぶ

機能性やデザイン性、価格などはもちろんですが、清潔さを保つため、掃除のしやすさにもさまざまな工夫をこらした商品がそろっています。
便器に汚れが付着しないよう浮かび上がってくる素材であったり、汚れが落ちやすいように表面仕上げをなめらかにしたもの、ぬめりや水アカに強い特殊素材を用いた商品などを選ぶと掃除が楽になります。
トイレ掃除で一番手間である便器のフチ部分は、最近ではフチなし形状やすっきりしたタイプのものがあり、フチの内側の汚れをしっかり取り除くことができます。
渦を巻くような洗浄水流で汚れが付着しやすい便器後方に勢いよく水があたり汚れを洗い流すことができます。
また、洗浄水流だけでなく、洗剤の泡で汚れを落とすタイプなどがみられます。 便座がリフトアップするものや取り外しができるものもあり、掃除がしやすくなります。
掃除のしやすいトイレ[イメージ]

節約・エコから選ぶ

各メーカーより、少量の水でしっかりした水流をつくり流す節水トイレがあります。機種や使用状況によって異なりますが、年間約1.4~1.5万円分の節水ができます。節電機能も備えられているので自動で便座の機能をオフにしたり温水シャワーの温度を下げるなど、機能を使うことで年間に年間4千円~7千円の節電効果が見込めるといわれております。
少ない水でしっかりと流れを作るように便器の形状や素材を工夫がなされてるので、掃除が楽になります。
年間の節水[イメージ]

最後に

トイレリフォームの基礎知識をご覧いただき、リフォームの参考になりましたでしょうか?
今回紹介した内容は僅かで抜粋したものとなりますので、リフォーム箇所によっては参考にならない方もいらっしゃるかもしれません。
どんな些細なことでも構いませんので、お悩みの詳細をお聞かせいただき、一緒に解決しませんか?
より快適な生活空間を過ごしていただけますよう、サポートさせていただきます。
ご相談は無料となっておりますので、お気軽にご連絡ください。

また、実際に展示商品を触れていただくことで、今ご自宅でお使いのものから新しい商品へのリフォームのイメージがしやすくなります。
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