水廻りリフォームの費用相場と費用を安く抑えるコツ

更新日時:2020年09月25日
「水廻りをリフォームしたいけど、できるなら少しでもコストを抑えたい。」
毎日欠かさずに使う大切な場所だからこそ、失敗せずに思い通りのリフォームにしたいものです。キッチン、ユニットバス、トイレ、洗面台の水廻り4か所をシンプルグレードでそろえた場合が最も費用が安く100万円から、すべてのグレードを上げると200万円以上かかります。設備にどれだけこだわるかによって費用が大きく変動するので、ご自分の希望する商品の仕様と予算が当てはまっているかを判断する必要があります。
まずは水廻りそれぞれの場所の費用相場のイメージをつかんだうえで、水廻りリフォームを安く、費用を抑えるコツをご紹介します。

水廻りリフォーム費用相場をおさえておこう。

一般的に水廻りリフォームの費用はいくらぐらいするのでしょうか?それは
「どこの水廻りをリフォームするのか」
「どのグレードの水廻り設備を選択するのか」
のふたつの要素の組み合わせによって大きく変わってきます。
たとえばキッチン、ユニットバス、トイレ、洗面台の水廻り4か所をリフォームする場合、
デザイン性のこだわりがなく、最低限の機能性を備えているシンプルグレードの商品であれば、お得なセットプランを利用して100万円台からフルリフォームが可能です。
ある程度デザインや機能性に気を使いたい、長い目で見て満足できるものを選びたい場合は、中間のスタンダードグレードで120万円台からで、
高級感のあるデザインや材質、使い勝手をとことん追求する方ならハイグレードで200万円台前半からです。
グレード別複数箇所リフォーム商品の費用相場表※工事費含む
水廻りの範囲 シンプル スタンダード ハイ
バス
トイレ
50万円~ 55万円~ 120万円~
キッチン
バス
78万円~ 90万円~ 164万円~
バス
トイレ
洗面台
60万円~ 72万円~ 150万円~
キッチン
バス
トイレ
91万円~ 105万円~ 194万円~
バス
キッチン
トイレ
洗面台
102万円~ 122万円~ 224万円~
※お風呂はユニットバスでサイズは1216サイズです。
※オプション品は含みません。

キッチンのリフォーム費用相場

キッチンの種類は大きく分けて、「I型、L型、対面型」の3つがあり、それぞれの種類にグレードが加わって特徴や価格帯が変わってきます。
「I型キッチン」はコンロからシンクまで一直線に並んだキッチンのことで約70万円からが相場です。
「L型キッチン」はキッチン内での移動が最小限に抑えられる効率的なレイアウトで約90万円からが相場です。
「対面型キッチン」はダイニングに向かって配置するキッチンで、配管の状況によっては工事費が高くなることがありますが、約100万円からが目安です。
これら3つの種類に合わせて、どのグレードを選択するかによって価格が大きく変動します。
※相場の価格は工事費を含みます。
キッチン(台所)リフォームの相場、費用・事例へ
キッチンのリフォーム費用相場【イメージ図】

浴室(お風呂)のリフォーム費用相場

ユニットバスの交換にかかる費用は大きく分けて、「基本費用(ユニットバス本体の商品代+工事費)」と「オプション費用」のふたつです。基本費用はユニットバスのグレードやサイズ、メーカーによって費用が変わります。
「ハイグレード」は、高級感があるデザインや材質、多彩な機能が備わっていて使い勝手がよく、約90万円からが相場です。
「スタンダードグレード」は、浴室へのさまざまなニーズが満たされており、断熱材入りの浴槽や床など満足のいく機能が搭載されていて、交換費用は約40万円からが相場です。
「シンプルグレード」のシャワーや水栓はシンプルなタイプのもので必要最低限の装備となっており、約30万円からが目安です。
※相場の価格は工事費を含みます。
浴室(お風呂)リフォームの相場、費用・事例へ
浴室(お風呂)のリフォーム費用相場【イメージ図】

トイレのリフォーム費用相場

取り付けする便器の種類や便座、リフォームをする範囲によって価格が異なります。
リフォームの範囲は「便器のみ(便座含む)」「便器(便座含む)+壁&床」のふたつのパターンが多いです。
「便器のみ」は、便器だけの交換をいい、「便器+壁&床」は、便器の交換に合わせ、壁紙(クロス)や床の張替えを含めたものをいいます。
一般的に例の多い「便器+壁&床」のリフォームは、温水洗浄便座付きのタンク式トイレで約13万円から、タンクレストイレは約30万円からが相場です。
※相場の価格は工事費を含みます。
トイレリフォームの相場、費用・事例へ
トイレのリフォーム費用相場【イメージ図】

洗面台(洗面所)のリフォーム費用相場

洗面台の交換費用は洗面台のグレード(ハイグレード、スタンダードグレード、シンプルグレード)とサイズ(幅)によって大きく変わります。
ハイグレードはデザインや機能性、使い勝手を追求したい方におすすめで、価格は約25万円からが相場です。
スタンダードグレードは十分な機能が備わっていて、毎日しっかり洗面台に向き合う方におすすめ、価格は約13万円からが相場です。
シンプルグレードは最低限の機能でいいという方におすすめ、価格は約7万円からが目安です。
※相場の価格は工事費を含みます。
洗面台(洗面所)リフォームの相場、費用・事例へ
洗面台のリフォーム費用相場【イメージ図】

水廻りリフォームを安く、費用を抑えるコツ

相場の通り、水廻り設備のリフォームは高ければ100万円単位で工事費が必要となる場合もあります。設備本体の料金だけでなく、工事費やそのほかあらゆる作業代金がかかってくるため、それらを少しでも安く抑える方法をご紹介します。

セットやパックプランを利用する

キッチン・風呂・トイレ・洗面台のいずれかの箇所を4点セットや3点セットにしたプランで、その組み合わせは施工業者によって変わります。
配管の施工を伴うのでお互いの場所が近い風呂・トイレ・洗面台の組み合わせの3点セット、それにキッチンが加わって4点セットになるパターンが多いです。
セットプランは個別に施工するよりも価格が抑えられて、購入者には通常よりも安い価格で商品を提供できるのでかなりお得です。なぜ安く購入できるかというと、業者が人気のある商品を大量に仕入れてセットにすることで、仕入れ値が安くなることと、水廻りを一度に施工することで、職人さんの人件費や養生費、そのほか都度必要となる諸経費などを削減できるからです。

お得にみえるセットプランですが、設備の種類やグレード、オプションは選べず、選択肢の幅は制限されます。ですので、「動線やレイアウトを変えたい」「内装を変えたい」など、こだわりをお持ちの場合には満足のいくリフォームが実現できないかもしれません。また、補修が必要になれば別途工事費用がかかったり、保証も基本のメーカー保証しか含まれていないことがあります。
購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔することのないようにセット内容が希望のものに合っているか、ショールームに足を運ぶなどして事前にしっかり確認しましょう。
セットプランの多くは、商品価格と工事費用を合わせた料金となっております。プランの内容によりますが、費用相場は3点セットの場合、戸建て・マンションともにおおよそ60万円からです。4点セットの場合、一般的にキッチン・浴室・トイレ・洗面台の4か所で100万円からです。
※セットプランの価格は工事費を含みます。
ナサホーム4点セットの例【イメージ図】
ナサホーム4点セットの例※2020年5月時点
  • キッチン:シエラ I型2400 667,000円
  • 浴室:アライズ 1216 669,000円
  • 洗面化粧台:ピアラ W750 182,800円
  • トイレ:アメージュZ+シャワートイレ 193,500円
合計金額:税込1,089,000円※工事費含む

優遇制度を利用する

優遇制度【イメージ図】
ご自宅を耐震や介護、省エネなどを目的でリフォームした場合は、戸建てでもマンションでも税金の優遇制度や補助金制度をうけられる場合があります。これらの優遇制度をうけるにはいくつかの条件をクリアする必要がありますが、うまく活用すれば家計の助けになり、ぜひとも利用したいお得でうれしい制度です。
リフォームの優遇制度といってもいくつかの種類があるので、対象となるご自宅のリフォーム工事の内容や注意点を確認しましょう。

税金の減税制度

代表的な減税制度として、「住宅ローン減税」があります。10年間の住宅ローンやリフォームローンを組んでいて、100万円を超える指定のリフォーム工事をされる方が対象で、リフォーム費用が少額の場合は控除の適用がうけられません。住宅ローン減税は、10年間にわたり年末の借り入れ残高の1%が控除されます。最大の控除額は400万円までで、減税制度の中でも最も控除額が大きく、10年以上のローンを組んでいる場合は、あらゆる減税制度のなかでも一番に確認することをおすすめします。耐震・バリアフリー・省エネ・増改築が対象となっており、リフォーム内容の適用範囲としても幅が広いですが、条件が細かく設定されているので必要書類も含め、しっかり調べておきましょう。
「ローン型減税」は5年以上10年未満のローンを組んでいる方が対象で、組んでいるローン額が合致することがわかったら、対象となる工事の種類の確認をしましょう。ローン型減税はバリアフリー・省エネが対象です。住宅ローン減税と比較すると規模は小さいですが、5年間にわたり年末の借り入れ残高の1%が控除され、控除額は最大で62.5万円までです。
ほかにも「投資型減税」や「固定資産税」、「贈与税」など、条件が合えば利用できる減税制度があります。

補助金制度

ご希望のリフォーム内容が減税対象ではなかったとき、がっかりされるのはまだ早いです。
「補助金制度」は、減税制度が適用される条件と似ており、併用できるものも多く、その条件は各地方自治体によって内容が変わってきますので、減税制度が適用されなかったとしても補助金が受け取れることもあります。代表的な補助金として「介護リフォーム」や「省エネ設備」があげられます。介護リフォームは、手すりの取り付けや、段差の解消、すべりの防止などが対象となり、最大で20万円までかかった費用の9割の補助金が受けられます。
「省エネ設備」は、地方自治体によっては太陽光発電や家庭用燃料などに補助金が支給されることもあります。詳細は、お住まいの自治体に問い合わせてみるか、リフォーム業者に確認してもらうのも良いでしょう。

さいごに

水廻りをフルリフォームする場合や、そのほか各場所のリフォーム費用相場のイメージはつかめたでしょうか?
商品の内容や価格とご自分の予算と照らし合わせてしっかり考えていきましょう。
その際には費用を抑えるセットパックや優遇制度を利用して少しでも家計の助けになるように、より良いリフォーム計画を組むことが大切です。
水廻りリフォームをはじめるにあたって何からとりかかれば良いかわからない、商品の詳細や予算の組み方を知りたいなどどんな些細なことでもかまいませんので、お悩みの詳細をお聞かせいただき、一緒に解決しませんか?
より快適な生活空間を過ごしていただけますよう、サポートいたします。

ご相談は無料となっておりますので、お気軽にご連絡ください。
また、実際に展示商品を触れていただくことで、今ご自宅でお使いのものから新しい商品へのリフォームのイメージがしやすくなります。
知識の豊富なアドバイザーが商品に関することはじめ、リフォームに関わるさまざまな内容をご提案いたします。
ご来店予約も無料ですので、これを機会にぜひご検討くださいませ。
みずらぼ フリーダイヤル0120-372-320[受付9:00~18:00 定休日:水曜日] みずらぼ フリーダイヤル0120-372-320[受付9:00~18:00 定休日:水曜日]