→つまり、動きそのもの動的な意味をあらわすんですね。「回ること」や「回り方」といった意味の言葉。円を描いたりくるくると回転すること、またはその回転のしかた。「ある範囲に行き渡ること」。
→「水周り」と表現することはないと断言されていますね。「周り」とは、「周囲」や「付近」といった意味の言葉。あるものを中心として、それを取り囲む外縁部分を指しています。「回り」との違いで言えば、「周り」はほぼ、「周囲」「周辺」という意味合いでしか使われないという点が挙げられます。「水周り」などと書くことは、ほどんどありません。
→「廻り」の漢字は使われる機会が少ないので、同じ意味を持つ「回り」の表記に統一させて良さそうです。「まわること」「広がること」「順に移ること」「ある地点を通って行くこと」といった意味の言葉。つまり、「回り」と意味の違いはありません。どちらも置き換え可能な表記となっています。「廻り」の「廻」は、「回」に「えんにょう」と呼ばれる部首をつけた漢字です。「えんにょう」の意味は「長く伸びた道を行く」というもので、「回」よりも動作の面が強調されているのが特徴です。ただし、「廻」の字は常用漢字表に含まれないため、公に使われることはありません。また、現在では一般でもあまり使われる機会がないので、「回り」の表記に統一して問題はありません。
出典:社会人の教科書より https://business-textbooks.com/mawari-difference/(参考)