目次
1.レンジフードの幅(サイズ)から選ぶ
まずは現在お使いのレンジフードのサイズを測ってみましょう。現在国内で販売されているレンジフードは、横幅の規格が共通化されており、60cm・75cm・90cmの3つが標準サイズとなっています。横幅の違いによる機能の違いはありませんが、広いほど本体価格が高くなります。戸棚との間や、戸棚と壁の間に隙間なく設置することが多いので幅の変更が難しく、現状と同じ幅のものへ交換するのが一般的です。奥行きも測っておきましょう。
レンジフードの横幅は消防法の基準により、使用する加熱器具(ガスコンロやIHクッキングヒーター)より、長さのあるものを設置する必要があります。また、コンロのトップ面からレンジフードまでの高さを80cm以上(特例を除く)離すことが義務付けられています。あまり高いと吸い込みが悪くなり、掃除がしにくくなる不具合が生じるので気をつけましょう。
⇒レンジフードの高さを決める目安と考え方

2.レンジフードの形から選ぶ
レンジフードの形状の種類には大きく4つの種類があります。
ブーツ型

懐の深い作りなので、蒸気や臭いを集める性能が高いのが特徴です。また、フードと換気扇が独立しているので昔ながらのプロペラ型の換気扇の上に、フードを後付けすることもできます。
ファンのタイプ:プロペラファン、シロッコファン
スリム型

ファンのタイプ:シロッコファン
ファルコン型

フラット型(浅型)

ファンのタイプ:シロッコファン、ターボファン
3.レンジフードのファンから選ぶ
レンジフードのファンには大きく3つの種類があります。種類によって換気量や静音性が異なります。
プロペラファン

シロッコファン

ターボファン

4.レンジフードの機能で選ぶ
レンジフードは、キッチンの換気を目的としたシンプルな機能なので、どの商品を選んでも使い勝手は変わらないと思われがちです。しかし、最近のレンジフードは便利な機能を備えた商品がたくさん出ているので、壊れていないものでも年数を経過している場合、交換によるメリットが大きいものです。
お掃除がラクに

省エネ

強制同時給排気タイプ

リモコンつき

照明機能

IHクッキングヒーター対応

5.お手入れで選ぶ
キッチンのお手入れの中でも、一番手間がかかって大変な部分がレンジフードであると思われる方も多いと思います。定期的にお手入れをしておかないと、機能が低下して交換時期を早めてしまうこともあります。そこで、少しでもお手入れを楽にするために機能を備えたレンジフードの代表的なものを紹介します。
フィルターレス

セルフクリーニング(自動洗浄)機能

ワンタッチ着脱ファン
また、メーカーによって、ファンフィルターを自動で洗浄してくれる機能やレンジフード内部やファンを汚さないという発想のオイルスマッシャー機能など、お手入れが楽な工夫を施されたレンジフードがメーカーよりそろっています。

6.キッチンの形から選ぶ
レンジフードの取り付け方には、キッチンのタイプによって3種類あります。
I型・L型キッチンには・・・
レンジフードを壁に取り付けるため、天井にスペースが空き、広々とした印象になります。掃除がしやすく、臭いの広がりも少ないです。

ペニンシュラ型キッチンには・・・
オープンキッチンの場合、レンジフードが目立ってしまいがちです。スリム型などのデザイン性が高いものを選ぶことで、リビングやダイニングから見えた際にも圧迫感が少なくおしゃれな印象になるでしょう。

アイランド型キッチンには・・・
壁には接着しておらず天井だけで支えているレンジフードなので、グレードが高いタイプで高機能なものが多い傾向です。換気扇の音や洗い物の音が筒抜けになってしまいますので、静音タイプを選ぶなど工夫が必要です。

さいごに
レンジフードの選び方をお読みいただき、ご希望のイメージがわいてきましたでしょうか?
換気としての役割だけでなく、快適にご利用いただけるような形状や機能など、さまざまな工夫をこらした商品があることをお分かりいただけたかと思います。
ご自身で必要な機能や希望のデザインを考慮し、ご自宅のキッチンに合うレンジフードを選びましょう。
まず一番に優先する点は、「取り付ける場所がレンジフードの形状に合っているかどうか」です。サイズの測り方やイメージが浮かばないなどお困りの方は、ご相談は無料となっておりますので、お気軽にご連絡ください。
また、実際に展示商品を触れていただくことで、今ご自宅でお使いのものから新しい商品へのリフォームのイメージがしやすくなります。
知識の豊富なアドバイザーが商品に関することをはじめ、リフォームに関わるさまざまな内容をご提案いたします。
ご来店予約も無料ですので、これを機会にぜひご検討くださいませ。

